さのぎょこう
■ 佐野漁港
本市の第3種漁港。1つの漁港内に佐野漁協、北中漁協という2つの漁協が組織され、泉州随一のにぎわいを見せています。阪神高速湾岸線の建設により現在地に新しく移転改築されました。
古くは、遠く対馬や五島へも出漁したイワシの水揚げ港であり、食野家や唐金家などの廻船問屋が活躍した物資の集散港として発達しました。現在では底引網やきんちゃく網で漁獲されたイワシやエビの水揚げが多く、大阪湾の中心的な漁港として活気にあふれています。また鮮魚が格安で手に入ると人気の青空市場も毎日開かれています。
将釆的には漁業の振興と地域の活性化を図るために、この漁港を中心としたフィッシャマンズ・ワールドが建設される予定です。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 97ページ)