1942(昭和17)年、佐野飛行場を作るために強制買収された溜池で、「道ノ池」「大池」「新ノ池」「重蔵池」の総称です。かん漑用の親池であったため、この池の埋め立てによる影響は大きく、その代わりとして稲倉池を造る計画が立てられました。熊野街道の両脇に2つずつ並び、両側の堤が街道より高くなっていたために、日が暮れてから街道を通る人々は、双方から迫る池の堤と堤の間を心細い思いをしながら歩いたといいます。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 222ページ)
参照→
佐野飛行場,
稲倉池,
熊野街道,
溜池