いなくらいけ
■ 稲倉池
日根野の山間にある溜池。1942(昭和17)年、旧佐野飛行場建設のために多くの溜池や用水路がこわされ、水不足の心配がおこった時、稲倉池用水パイプラインとともに樫井川の支流稲倉川をダムでせきとめて築造に着手されました。しかし第二次世界大戦が激しくなるにつれ資材や労力は不足し、またその後は戦後の混乱もあって事業は一時中止となってしまいました。1950(昭和25)年になってようやく本格的な工事が再開され、1957(昭和32)年に完成しました。そして1993(平成5)年の改修工事で貯水量も増え、いっそう安定した供給が可能になりました。
貯水は、樫井川の青池谷井堰(いぜき)からの取水と直接集水地域からの流入でまかなっています。市内最大の規模を誇るかん漑用の溜池として、多くの小池に稲倉池用水パイプラインを通じて水を供給するとともに、近年では上水道の水源池としても活用されています。周辺には遊歩道なども整備されており、市内外からハイキングに訪れる人でにぎわっています。
・水面積約14.41ヘクタール,貯水量約1,283,000立方メートル
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 16ページ)