上之郷と長滝のちょうど境にある、水面積約0.9アール、深さ1メートル余りの淵です。古くからここにはきれいな清水が湧き出て、約6ヘクタールの水田をうるおすかん漑用水として利用されてきました。 昔この土地の人が犬鳴山中の滝へ葛の葉を投げ入れたところ、一昼夜を経てその葉がこの泉に浮き出てきたという伝説があり、長い滝という意味で長滝という地名に、淵の名前は葛葉の井と名づけられたと伝えられています。 (出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 73ページ)