泉佐野市立図書館
いずみさのなんでも百科
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いぬなきさん

■ 犬鳴山

大木の奥山不動谷を中心とする渓谷と峰一帯を総称する地名。また同渓谷を中心に立地する寺院と修験道の施設の総称。春は山桜、夏は涼風にカジカガエルが鳴き、秋は紅葉が美しく七滝を彩り、冬も冷泉ながら身近な温泉場として、四季それぞれに親しまれる保養地です。1939(昭和14)年大阪府の名勝地として指定されました。犬鳴山の修験道は7世紀の中ごろ、役行者が大和大峰山よりも早く開いたと伝えられています。このため「元山上」と呼ばれ、かつら城(かつらぎ)28宿修験根本道場として、古来有名です。毎年5月ゴールデンウイークの期間には修験者の大祭が行われます。また「犬鳴」という名前の由来として、義犬伝説が今に伝えられています。
(かつら城の「かつら」は「くさかんむり」に「曷」)
(出典:『泉佐野何でも百科』  泉佐野市役所  1994年  17ページ)

参照→義犬伝説