上之郷にあったといわれる古代の宮。上之郷小学校の南西700メートルのところに伝承地があり、岸和田藩士宮内清定が記した「とこしへに、君も逢へやも いさな取り、海の浜藻のよるときどきを」という万葉漢字の碑が建っています。 この宮は5世紀ごろに允恭天皇が皇后の妹である衣通姫のために建てた宮といわれています。着物を通して光り輝くように美しいといわれる姫を愛した天皇は、たびたび遊猟にかこつけてここを訪れたといいます。 (出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 148ページ)