たかしろいけ
■ 高城池
和泉山脈の高城山中、標高600メートルを越える高所に位置する大木の犬鳴溝に属する2つの池。この池は自然の池ではなく、谷筋の最も上に堤を築いて天水(雨水)を貯めた人工池です。干ばつ時の非常用の池で、樋を抜くと水が谷筋を駆け抜け、行者の滝の2キロメートル上流におち、そこから犬鳴川のいくつもの滝を下って大木の水路に入るように作られています。夕方に樋を抜いて田に水が入るのは翌朝となります。つながるようにして並ぶ可愛い池も、林道の建設によって1つは姿を消しました。
・水面積0.1ヘクタール/貯水量2,000立方メートル
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 138ページ)