いぬなきさんとざんじどうしゃしょうかい
■ 犬鳴山登山自動車商会
大正14年(1925)佐野の藤原梅吉が、名勝犬鳴山を広く紹介しようと、犬鳴山と南海本線佐野駅(現在の泉佐野駅)の間にバスとハイヤーを運行した会社。最初は土丸までの運行となっていましたが、その後下大木、上大木と延長し、最後には犬鳴山麓まで延長されました。運行開始当時の運賃は、バスが一人50銭、ハイヤーが5人乗りで4円でした。この運行によって犬鳴山は景勝保養地として、大きく発展しました。バス会社は昭和3年南海バスに売却されました。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 18ページ)