南中樫井西町にある神社。創建年代は不明ですが、樫井村の庄屋役「奥家」の文書によると、1771(正徳元)年に「樫井領 若宮」の名が登場しています。さらにそれ以前の1720(享保5)年の『和泉国日根郡樫井村鑑』(村明細帳)に当時の神社規模が書かれており、この時期すでに相当の神域を備えた神社であったことが伺われ、氏子らで組織する「宮座」の存在などから中世末期から江戸初期のころまでさかのぼるのではないかと推察されています。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 225ページ)
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宮座