じぇーんたいふう
■ ジェーン台風
1950(昭和25)年9月3日。硫黄島沖で発生した最大風速44メートルを計測する台風が戦後の復興途上の日本を襲いました。満潮時の大阪湾を通過した台風は、大阪府下での死者240人、傷者21,088人、行方不明者16人、全壊家屋446戸、浸水家屋94,146戸というおびただしい被害を残しました。本市でも室戸台風の教訓によって築き上げていた防波堤が、地盤沈下のため効果が薄れていたこともあって高波に耐えきれず、海岸沿いの民家や学校施設などに大きな被害があり、市内の被害総額は7億円余りにものぼりました。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 105ページ)