長滝東の番にあった古代の大寺院(廃寺(はいじ))。612(推古20)年新羅人金麻蘇邇が長滝付近に創建したと伝えられています。898(昌泰元)年の火災でそれまでの堂宇、記録などはすべて焼失してしまいましたが、のちに再建され鎌倉・室町時代には大寺として栄えました。「和泉国日根野村日根荘絵図」にもその姿が描かれています。豊臣秀吉の根来寺攻めのときに兵火にかかり、焼失しました。東の番にある地蔵堂はその境内にあったものと伝えられています。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 129ページ)
参照→
日根荘絵図