佐野の市街に築かれたとされる戦国時代の城。存否を含め確かなことはわかりませんが、本町旭町付近にあったと伝えられ、南北朝時代に佐野城で合戦があったという記録が残されています。『紀伊続風土記』によると、1577(天正5)年織田方の雑賀攻めの帰途、雑賀、根来、貝塚に対する備え、紀州への前進基地として築かれ、戦功があった津田氏に与えられたと記されています。 (出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 100ページ)