もりしまただお
■ 森嶋忠夫
〔1907−1972〕佐野町で生まれ、京都高等工芸学校図案化に入学し、油絵や水墨画を学びました。第3回槐樹社展に入選以来、帝展、文展、一陽会展など公募展に入選すること40回を数え、個展も30回におよんでいます。彼は東光会、一陽会、新世紀美術協会に属し、浪速短期大学教授などのほか、府立佐野高校でも美術教育にあたりました。郷土の文化向上に大きな功績をあげたとして、「泉佐野市第1回文化頌」も受賞しました。また“日本を桜でいっぱいに”を提唱し、毎年桜の苗木を市民にプレゼントしたことでも有名です。春が来る度に咲き誇るその桜は、市民の目を楽しませてくれています。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 217ページ)