ふなおかやま
■ 船岡山
南中岡本町にある標高26メートル程の小高い丘です。昔、神功皇后が新羅の国へ出兵したときに、苦戦する皇后軍の窮地を救った援軍がありました。戦いを終え、皇后軍と同じ船で戻って来たその援軍の指導者は、「私は和泉国の比売神です」と名乗り、日根野へと帰って行きました。その時、当時はまだ海だったというこの山のふもとに船を着けたために、「船岡山」の名がついたのだといういわれがあります。また付近には「碇山(いかりやま)」などの地名も残されています。日根神社の枕祭りの巡行も、以前はこの山まで下っていました。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 194ページ)