正式には犬鳴山白雲院七宝滝寺といい、犬鳴山中にある真言宗七宝滝寺派本山。役行者の開基と伝えられ、本尊は役行者の作と伝わる倶利伽羅不動明王です。元山上とも呼ばれる葛城修験道の古い霊場で、斉明天皇のころに鎮護国家・五穀豊穣の祈願を修めるために役行者によって開かれたとされています。天正年間に焼失するものの、江戸時代には再建され、現在葛城28宿修験道場の根本道場として泉州第一の霊場となっています。市指定美術工芸品など多くの修験道具が伝えられています。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 112ページ)
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七宝の滝