漁獲した魚介類(主としてカタクチイワシ)を煮て干したもの。イリコともいい汁物のダシに使用します。昭和40年代まで本市ではイリコの生産が盛んで、夏には海岸の砂浜一面に並べて乾燥する風景が見られたものです。なお干エビは、明治年間には木綿・タオルとならぶ佐野の重要物産でした。1877(明治10)年頃から清国や台湾に輸出され、生産が伸びました。 (出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 168ページ)