染料を含む捺染のりを織布にプリントして模様染を行うこと。あとでのり分を洗い流して仕上げます。1950(昭和25)年、寺田元之助をはじめとする織布界の第一流人があつまり、和泉染工株式会社を創設。それまでの浸染法や手捺染にかわり、機械捺染による大量仕上げに成功しました。商用タオルもこの捺染によって染められています。以前は木製だった染型も、今では写真製版などが使われるようになり、コンピュータを使った模様も染められるようになりました。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 163ページ)