みなといせき
■ 湊遺跡
中庄湊地区の佐野川西岸に広がる弥生時代から中世にかけての集落遺跡。1979(昭和54)年から発掘調査が続けられています。遺跡からは弥生、古墳、中世の各地代をしめす遺物や遺構が発掘されています。特に弥生時代から古墳時代初期にかけての塩を作る道具が大量に発掘されたほか、漁業に使用した道具も出土しています。近年は檀波羅密寺の関連遺物も数多く出土し、中世日根荘を明らかにすることで注目されています。1992(平成4)年には室町時代初期の烏帽子が発掘され、珍しい遺物として保存処理が行われました。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 206ページ)