きんちゃく網漁に使用される、長さ500メートル、高さ100メートルという巨大な網。漁法は、網で魚群を包囲したあと、すそをしぼり込んで魚の逃げ口をふさぎ、魚をフィッシュポンプで吸い上げて運搬船に移すというものです。網の形が財布の古い呼び名である“きんちゃく”に似ているところから、この名前がつけられました。佐野漁港の水揚げ量の60パーセントがこのきんちゃく網漁によるものです。 (出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 70ページ)