『日根野盛治軍忠事』『政基公旅引付』をはじめとする古文書に名がみられる中世城館。14〜16世紀にかけて機能していた城であると思われますが、どこにあったのかどの様な城であったかは不明となっています。『奥家系図』によると奥将監が畠山紀伊守高政に仕え、泉州樫井之城を預かりとあります。また、『大阪府全志』によりますと「樫井城址といえるは部落の中央にありて参反歩(900坪)ばかり・・・」とあり、小城であったことがうかがわれます。 (出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 51ページ)