ワタリガニの一種。ワタリガニは遊泳力が強く、ときには生活場所を大きく変えることからその名が付いています。水深5〜20メートルの砂泥域に生息し、エビや小魚を餌にしています。肉が美味なことで食通に人気があり、泉州地方の秋祭りのごちそうにも欠かせないものです。近年、栽培漁業の主要魚種のひとつとして注目されていて、稚魚の放流が行われています。 (出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 47ページ)