いぬなきりんどう
■ 犬鳴林道
森林資源の開発のために、1939(昭和14)年から1943(昭和18)年にかけて犬鳴山周辺に建設された林道。建設された当初は、道幅が狭い上に崖崩れも多いと実用上多くの難点があるものでした。戦後になり林業経営近代化のためにも、抜本的な対策が必要とされるようになってきました。そこで1957(昭和32)年に犬鳴林道開設事業が計画され、1959(昭和34)年延長約1,491メートルが完成しました。また、平成元年度から6年度にかけての既設林道との延伸工事で紀泉高原スカイラインと接続させることによって、この林道は本市の林業や観光の大動脈となり、木材運搬、犬鳴山の観光開発などに大きな役割を果たすことになります。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 19ページ)