〔?−1380〕南北朝時代に泉南地域の戦闘で奮戦した武将。正高は正督とも書きます。楠木氏の一族で、貝塚市橋本の出とも伝えられています。1353(正平8)年日根野氏らが守る土丸城を攻め落とした後、ここを拠点に南朝軍として活躍しました。しかし1375(天授元)年、今度は正高らが北朝軍に敗れるところとなり、一時足利方に降伏して紀伊国に転戦しました。その後彼は数度の交戦を行ない、細川氏清に敗れて戦死しました。
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 173ページ)
参照→
日根野氏,
土丸城