おおいけ
■ 大池
主要水源を樫井川とする溜池。大小10数個の溜池に配水する親池として、日根野を中心とした地域をかん漑しています。築造年代は不明ですが、江戸時代初頭の1645(正保2)年にはすでにあり、それ以前の古くない時代に築造されたと思われます。現在、この大池によってかん漑されている地域も、以前は池の貯水量が足らず樫井川よりの直接の取水にたよっていました。そのために夏場などはしばしばかん害などの被害も出ていました。そこで1947(昭和22)年に雨山を貫通して樫井川の水を導水するという改修計画が立てられ、1957(昭和32)年に現在の大池と水路が完成。貯水量も増大し、安定した配水が可能となりました。
・水面積12.8ヘクタール,貯水量862,000立方キロメートル
(出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 29ページ)