今日の農協金融・銀行のはじまりとなった銀行。1880(明治13)年、ロシアのウラジオストクに店舖を設けて、紀泉特産のミカンを一手に輸出していた向井与平の進んだ経済感覚によって、上之郷村で農村金融の近代化をはかるために府下では率先して農会が設立されました。これは共益社と呼ばれ、後に改称されて上之郷銀行となりました。 (出典:『泉佐野何でも百科』 泉佐野市役所 1994年 54ページ)