泉佐野市立図書館
いずみさのなんでも百科
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■ タオル

浴用、手拭に日常使用される綿織物。タテ糸を巻き取るちきりを上下2段として、一つをふつうタテ糸、他の一つを輪状にたるみを持たせたタテ糸(パイルという)にして、ヨコ糸と織り込んでタオル生地にします。タオル産業は本市を代表する地場産業です。染色、のり付け、へかけ、シャットル製造など関連する企業が市内を中心に熊取町などに分布して、互いに協力してタオル産業をつくっています。泉佐野市のタオルは、タオル本来の特質である吸水性を重視したあとざらしという染色方法をとっているところにも特徴があります。生産量は全国の45パ−セントを占めていますが、東南アジアの安い製品輸入が増加し、業界は高級品製造などに活路を開こうと努力しています。
(出典:『泉佐野何でも百科』  泉佐野市役所  1994年  137ページ)