泉佐野市立図書館
いずみさのなんでも百科
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いしやまかっせん

■ 石山合戦

1570(文亀元)年からの10年間、一向宗(現在の浄土真宗)総本山石山本願寺と織田信長との間に起こった戦いです。当時、近畿・中国・中部・北陸などに強大な勢力を持っていた一向宗は、織田信長の天下統一にとって目障りな存在でした。そこで信長は一向宗をつぶすため、1576(天正4)年総本山石山本願寺に総攻撃をかけました。しかし、多くの信者を持つ一向宗は強大な経済力と軍事力を有していたのに加えて、毛利氏をはじめとする反信長勢力から援助を受けていたため、信長は石山本願寺を陥落できませんでした。信長は天皇に和睦の勅命を出させ、1580(天正8)年ようやく石山本願寺を開城させることに成功しました。この時の一向宗の法主は本市とも関わりの深い顕如上人。彼は信長の厳しい追っ手をさけながら紀州の鷺森御坊(現在の和歌山市内)へ脱出しました。本市にもこの時の顕如上人にまつわる伝説が残されています。
(出典:『泉佐野何でも百科』  泉佐野市役所  1994年  9ページ)

参照→顕如上人顕如上人の伝説